「AIでビートを作りたい」の中身
AIビートメーカーを探している人の目的は、たいてい叩き台づくりです。曲の骨組みを先に置きたい、ジャンルらしいノリが分からない、ループ素材を探す時間を減らしたい、といった場面です。
求めているのは学習モデルそのものではなく、条件を入れたらすぐ形になることです。BeatMelo はそこを、ジャンルごとのリズムのルールで満たしています。
BeatMelo が中でやっていること
Boom Bap・Trap・Lo-fi・Drill・House・K-Pop Dance・R&B・Jersey Club の8ジャンルそれぞれに、キックの置き場所、スネアの位置、ハイハットの刻み方、ゴーストノートの入れ方といった型を持っています。
そこへBPM・小節数・エネルギー・スウィングの指定を掛け合わせ、少しずつ違う3案を作ります。気に入ったパートだけロックして、残りを作り直すこともできます。
学習データはありません。既存のループやサンプルを取り込んで真似する仕組みも入っていません。
配信サービスのAIガイドラインとの関係
配信サービスの中には、AIだけで作られた楽曲について要件を定めているところがあります。よくあるのは、楽曲が100%AI生成でないことと、生成に使われた学習データが第三者の権利を侵害していないことの2点です。
BeatMelo は学習済みモデルを使わず、学習データも持ちません。出力もMIDIなので、音源を選び、他のパートを重ねて曲にするのは人の作業です。上の要件が問題になる作り方ではありません。
承認の判断は各配信サービスが行い、要件は改定されることがあります。リリース前に利用する配信サービスの最新のガイドラインをご確認ください。
AI生成と何が違うか
出てくるのは音源ではなくMIDIです。DAWの好きなドラム音源へ差し替えられるので、音色は自分で決められます。General MIDI の配置に沿っているので、付属音源でもそのまま鳴ります。
生成はブラウザの中だけで動きます。サーバーへ送らないので、順番待ちも生成回数の制限もありません。同じ設定なら同じパターンが出ます。
学習データが無いぶん、「あの曲みたいなビート」を指示することはできません。ジャンルとパラメータで方向を決める形になります。
AIビートメーカーとBeatMeloの違い
| 学習型のAIビートツール | BeatMelo | |
|---|---|---|
| 生成の仕組み | 既存データからの学習 | ジャンルごとのリズムのルール |
| 出力 | 音源またはループ | MIDI(音源は自分で選ぶ) |
| 部分的なやり直し | ツールによる | パートごとにロックして再生成 |
| 処理する場所 | 多くはサーバー | ブラウザの中だけ |
| 生成回数 | クレジット制のことが多い | 無制限・無料 |
実際に作ってみる
ジャンルを選んで押すだけです。登録もインストールも要りません。
Q&A
- BeatMelo はAIですか?
- いいえ。学習済みモデルは使っていません。ジャンルごとのリズムの型とパラメータからパターンを組み立てるプログラムです。
- 書き出したMIDIはDAWで使えますか?
- 使えます。Kick・Snare / Clap・Hi-hat・Percussion の4トラックに分かれ、General MIDI の Channel 10 互換の配置です。BPMと拍子の情報もファイルに入っています。
- 気に入ったパートだけ残せますか?
- できます。パートごとにロックをかけられるので、良かったキックはそのままに、ハイハットだけ作り直す、といった使い方ができます。
