「AIでメロディを作りたい」の中身
AIメロディメーカーを探している人がやりたいことは、たいてい次のどれかです。コード進行は決まったがメロディが浮かばない、鼻歌の代わりに叩き台がほしい、手癖から離れた動きを見たい、作業を止めずにネタを出し続けたい。
これらは「学習済みモデルであること」自体を求めているわけではありません。求めているのは、条件を入れたら数秒で使える案が出てくることです。ChordMelo はその部分を、学習ではなく音楽理論のルールで満たしています。
ChordMelo が中でやっていること
入力されたコード進行から調を推定し、スケールとコードトーンの並びを作ります。次にリズムの型とモチーフを組み合わせて、内部で48案のメロディを作ります。
できた48案には点数を付けます。強拍がコードトーンに乗っているか、跳躍のあとに順次進行で戻っているか、音域が歌える範囲か、フレーズの終わりが落ち着く音かといった観点です。点数の高いものから、互いに似すぎていない3案を選んで画面に出しています。
学習データはありません。既存の楽曲を読み込んで真似する仕組みも入っていません。
AI生成と何が違うか
違いは主に3つです。ひとつめは権利まわりの見通し。既存曲を学習していないので、学習データに由来する権利の心配がありません(ただし偶然似る可能性はゼロではないので、公開前の確認はご自身でお願いします)。
ふたつめは再現性。同じコード進行・同じ設定・同じシードなら、いつでも同じメロディが出ます。昨日良かった案を今日もう一度出せます。
みっつめは速度と場所。生成はすべてブラウザの中で動き、サーバーへ曲を送りません。順番待ちも生成クレジットもなく、回数の制限もありません。
配信サービスのAIガイドラインとの関係
配信サービス(ディストリビューター)の中には、AIだけで作られた楽曲について要件を定めているところがあります。代表的なのは、楽曲が100%AI生成でないこと(人間の創作がまったく含まれず、クエリを入力しただけのものを含む)と、生成に使われた学習データが第三者の権利を侵害していないこと、の2点です。
ChordMelo は学習済みモデルを使っていないため、これらの要件が想定している「AIサービスで生成した楽曲」にあたりません。学習データを持たないので、学習データ由来の権利の問題も生じません。
また、出てくるのはMIDI(音符の並び)です。音色を選び、編集し、演奏や歌を重ねて曲にするのは人の作業なので、「100%AI生成」にもあたりません。
ただし、リリースを承認するかどうかを判断するのは各配信サービスです。要件は改定されることがあるため、リリース前に利用する配信サービスの最新のガイドラインをご確認ください。
向いている使い方・向かない使い方
向いているのは、コード進行が先にあって、その上に乗るメロディの候補を大量に見たい場面です。Aメロ・サビなどセクションごとに雰囲気を変えて出し直せます。生成した案はMIDIで書き出してDAWで自由に編集できます。
向かないのは、歌詞から曲を作る、参考曲の雰囲気をそのまま真似る、完成した音源を1曲まるごと出す、といった用途です。これらは別のツールを探してください。ChordMelo が出すのは、あくまで編集の出発点になるメロディとMIDIです。
AI作曲ツールとChordMeloの違い
| 学習型のAI作曲ツール | ChordMelo | |
|---|---|---|
| 生成の仕組み | 既存データからの学習 | 音楽理論のルールと採点 |
| 学習データ | あり | なし |
| 同じ設定での再現 | しにくい | シードで常に同じ結果 |
| 処理する場所 | 多くはサーバー | ブラウザの中だけ |
| 生成回数 | クレジット制のことが多い | 無制限・無料 |
| 出力 | 音源やMIDI | MIDI(DAWで編集する前提) |
実際に作ってみる
コード進行を選んで押すだけです。登録もインストールも要りません。
Q&A
- ChordMelo はAIですか?
- いいえ。学習済みモデルは使っていません。音楽理論のルールで候補を作り、点数を付けて選ぶプログラムです。生成AIと呼ばれる仕組みとは別物です。
- AIではないと、何か不利になりますか?
- 用途によります。歌詞から曲を作る、雰囲気を言葉で指示する、といったことはできません。一方で、同じ設定なら同じ結果が出る、学習データに由来する権利の心配がない、生成が無制限、という利点があります。
- 作った曲は配信サービスでリリースできますか?
- 配信サービスがAI生成曲に定めている要件(100%AI生成でないこと、学習データが第三者の権利を侵害していないこと)は、学習モデルを使わない ChordMelo では問題になりません。ただし承認の判断は各配信サービスが行うため、リリース前に最新の規定をご確認ください。
- 生成したメロディは商用利用できますか?
- できます。生成されたメロディとMIDIは商用・非商用を問わず自由に使えます。クレジット表記も不要です。既存曲と偶然似る可能性は排除できないため、公開・販売前の確認はご自身でお願いします。