第20回連載の目次
口ずさめる曲には共通点があります。短い形が繰り返されていることです。反復は手抜きではなく、覚えてもらうための技術です。
サビだけ思い出せる曲、いくらでもありますね。あれは偶然ではなく、短い形が何度も出てくるように作られています。
モチーフは2〜4音の短い形
モチーフは、メロディのいちばん小さな単位です。2〜4音程度の短い形で、それ自体は覚えるほどのものではありません。ところが繰り返され、少しずつ変えられると、曲全体の顔になります。
ことばの意味モチーフ(動機)
メロディの最小単位となる短い音形。繰り返して使うことで、曲の印象を作ります。
- 反復を強くした(覚えやすい)
C | G | Am | F
- 反復を弱くした(つかみにくい)
C | G | Am | F
反復が強い方は、同じ形が形を変えて何度も出てきます。弱い方は情報量が多く、悪くはないのですが覚えにくい。サビは前者、間奏やソロは後者が向きます。
繰り返し方にも型がある
同じモチーフをそのまま繰り返すだけでは飽きます。少し変えて繰り返すのが基本で、型がいくつかあります。
- AABA — 2回同じ、1回変える、また戻る。もっとも定番
- ABAB — 交互に出す。掛け合いのように聞こえる
- AAAB — 3回繰り返して最後だけ変える。畳みかける感じが出る
- 移調して繰り返す — 同じ形を音の高さだけ変えて繰り返す。盛り上げに効く
反復を上げて生成し、口ずさめるかどうか試してみてください。覚えやすさは反復から来ます。
サビのメロディを作るこの回の要点
覚えやすさは反復から来ます。短い形を作って、少しだけ変えて繰り返すのが基本形です。