第25回約2分連載の目次

ここまでのまとめ — 理論編の区切り

理論編(第1〜5部)のまとめと、打ち込みに入る第6部への橋渡しです。

第1部から第5部までで、ポップスの伴奏を読んでメロディを作るための理論はひととおり出ました。ここで一度まとめ、この先の第6部で何をするかを示します。

ここまで読んで、音を鳴らしながら進めてきたなら、もう「専門用語がわからないから作れない」状態ではありません。何が身についたか確認します。

身についたこと

  • 音の名前と音階、そして明るい・暗いの正体(第1部)
  • コードの作り方と、キーの中で使える7つ(第2部)
  • コードの役割と、定番進行がなぜ定番なのか(第3部)
  • コードの上でメロディをどう動かすか(第4部)
  • 変拍子と、この理論の外側にあるもの(第5部)

この先で扱うこと

  • 第6部(第26〜33回)— 打ち込みで実際に詰まる場所を潰します。音程の数え方、ぶつかる音、sus4・add9、ボイシング、ベロシティ、ディミニッシュ、マイナースケール3種、曲の構成。
  • この連載の外 — 編曲(楽器の振り分け)とミックス(音量と周波数の整理)。どちらも理論より耳と経験の分野です。
  • モード(教会旋法)— ドリアン、リディアンなど。長短調以外の色を出したくなったときに。
  • リズムをもっと詳しく — シンコペーション、ハネ(スウィング)、ポリリズム。
  • 楽譜の読み書き — 必須ではありませんが、人に渡すときに便利です。

理論より効く練習

ここまで理論の話をしてきましたが、上達にいちばん効くのは作る回数です。1曲を完璧に磨くより、8小節の断片を10個作るほうが早く上手くなります。ChordMelo で進行を変えて生成し、気に入ったものだけ MIDI で保存していけば、断片が貯まります。

  • 王道進行の上のメロディ

    F | G | Em | Am

理論編の最後に、王道進行でメロディを作りました。第14回で聴いたときより、なぜこう聞こえるのかが説明できるはずです。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

理論編はここまでです。第6部からは、作ったものを実際に鳴らす段階の話に移ります。ぶつかる音の直し方、コードの積み方、ベロシティの付け方など、DAWの前で毎回悩む場所を扱います。

第6部へ進む前に、好きな進行でもう一度作ってみてください。第1回のときとは違う耳で聴けるはずです。

王道進行で作る
この回の要点

理論の基礎は終わりです。次は打ち込みの技術と、作る回数が効いてきます。

復習クイズ

この回を読めば答えられる問題です。選ぶとすぐに答え合わせが出ます。

  1. 第1問

    上達にいちばん効くのは?

  2. 第2問

    毎回同じ進行から作り始めると?

コード進行から探す