第25回連載の目次
全25回の最後です。ここまでで、ポップスの伴奏を読んでメロディを作るための基礎はそろっています。この回では、何が身についたかと、次にどこへ行けるかを整理します。
ここまで読んで、音を鳴らしながら進めてきたなら、もう「専門用語がわからないから作れない」状態ではありません。何が身についたか確認します。
身についたこと
- 音の名前と音階、そして明るい・暗いの正体(第1部)
- コードの作り方と、キーの中で使える7つ(第2部)
- コードの役割と、定番進行がなぜ定番なのか(第3部)
- コードの上でメロディをどう動かすか(第4部)
- 変拍子と、この理論の外側にあるもの(第5部)
次に学ぶとよいこと
- リズムをもっと詳しく — シンコペーション、ハネ(スウィング)、ポリリズム
- 編曲 — 同じメロディを楽器に振り分ける。理論よりも耳と経験の分野です
- ミックス — 音量と周波数の整理。作った曲が「それっぽく」聞こえるかを決めます
- モード(教会旋法)— ドリアン、リディアンなど。長短調以外の色を出せます
- テンションコード — 9th・11th・13th。第10回のセブンスの延長です
- 楽譜の読み書き — 必須ではありませんが、人に渡すときに便利です
理論より効く練習
ここまで理論の話をしてきましたが、上達にいちばん効くのは作る回数です。1曲を完璧に磨くより、8小節の断片を10個作るほうが早く上手くなります。ChordMelo で進行を変えて生成し、気に入ったものだけ MIDI で保存していけば、断片が貯まります。
- 王道進行の上のメロディ
F | G | Em | Am
この連載は以上で終わりです。理論は必要になったときに足すもので、全部を先に覚える必要はありません。困ったときに読み返せる場所として置いておきます。作ったものを世に出してみてください。
最後にもう一度、好きな進行でメロディを作ってみてください。第1回のときとは違う耳で聴けるはずです。
王道進行で作るこの回の要点
基礎は終わりました。次は「たくさん作る」段階です。理論はそのあと必要になったときに足せば足ります。