第19回連載の目次
メロディは音の高さの移動でできています。移動には隣へ行く動きと、飛ぶ動きの2種類しかありません。この比率が「歌いやすさ」を決めます。
メロディを分解すると、次の音へ行くときの移動距離しか残りません。距離が近いか遠いか、それだけです。
隣へ進む(順次進行)
音階の隣の音へ進む動きです。歌いやすく、耳にも自然に入ります。押して順に鳴らすと、階段を上がるように聞こえます。童謡や賛美歌はこの動きが大半です。
飛ぶ(跳躍)
音を飛ばして進む動きです。印象に残り、盛り上がりを作れます。ただし続けると歌いにくくなり、行き先を見失いやすくなります。飛んだあとは隣へ戻す動きを入れると収まります。
ことばの意味順次進行と跳躍
隣の音へ進むのが順次進行、間を飛ばすのが跳躍。順次進行は歌いやすく、跳躍は目立ちます。
混ぜ方に用途の違いが出る
歌のメロディは順次進行が多め、ギターソロは跳躍が多めになります。ChordMelo が用途によって別の結果を出すのは、この比率と音域の設定を変えているからです。
- 歌メロ(順次進行が多い)
C | G | Am | F
- ギターリード(跳躍が多い)
C | G | Am | F
ギターの方は上下の幅が広く、線が飛んでいます。歌の方はなだらかです。どちらが良いという話ではなく、声で出せる範囲と楽器で押さえられる範囲が違うためです。
歌メロを生成して、実際に口で歌ってみてください。歌えたらそのメロディは使えます。
歌メロを作るこの回の要点
隣へ進む動きが多いと歌いやすく、飛ぶ動きが入ると印象に残ります。飛んだあとは隣へ戻すと収まります。