音楽の材料は音の高さです。この回では、その高さに付いている名前を覚えます。覚えるのは7つだけで、しかも2種類の呼び方が同じものを指しているだけだとわかれば終わりです。
音の高さには名前が付いています。ただし呼び方が地域や場面で違うだけで、指しているものは同じです。まず鍵盤で確かめてみましょう。下の白い鍵盤を押すと音が鳴ります。
白い鍵盤には C・D・E・F・G・A・B という名前が付いています。7つで一周し、次はまた C に戻ります。名前が7つしかないので、覚えることはこれで終わりです。
ドレミと CDE の関係
日本の学校で習う「ドレミファソラシ」は、いま押した音とまったく同じものです。呼び方が違うだけで、別の音ではありません。楽器やソフトの画面では C・D・E の表記が多いので、この連載でも基本は C・D・E で書きます。ドレミの方が慣れているなら、下の図で対応を確かめてください。
その音が高いか低いかのこと。空気が1秒間に何回震えるかで決まりますが、この連載では「鍵盤の右へ行くほど高い」だけ覚えれば足ります。
黒い鍵盤はなぜあるのか
白い鍵盤だけだと、隣の音との距離が場所によって違います。広いところを半分に割っているのが黒い鍵盤です。黒い鍵盤の名前は、左隣の白鍵に「♯(シャープ)」を付けるか、右隣の白鍵に「♭(フラット)」を付けて呼びます。同じ鍵盤に2つの名前があるのは、どちらから見ているかの違いです。
同じ名前の音がいくつもある理由
鍵盤を右へ8つ進むと、また C に戻ります。高さは違うのに、同じ名前で呼ばれ、実際によく似た響きに聞こえます。この関係をオクターブと言います。男性と女性が同じ歌を歌っても同じ曲に聞こえるのは、この関係のおかげです。
同じ名前の音同士の距離。鍵盤で白鍵を8つ分進んだところにあり、高さは違うのに同じ音の仲間として聞こえます。
音の名前がわかると、コードの名前も読めるようになります。次の回に進む前に、C・G・Am・F でメロディを作って、鳴っている音の名前を目で追ってみてください。
この進行でメロディを作る白い鍵盤が7つで一周し、また同じ名前に戻ります。ドレミと CDE は同じものの別名です。