ChordMeloMelody Generator
第28回約2分連載の目次

sus4・add9・6th — 色を足す実用コード

sus4 は3度を置き換え、add9 と 6th は音を足します。1音の違いで今っぽさが出ます。

現代のポップスの伴奏は、三和音そのままではなく少し色が足されています。よく使うのは3種類だけで、どれも1音の操作です。

第10回でセブンスを扱いました。実際の打ち込みでは、セブンスと並んでこの3つがよく出てきます。どれも三和音に対する1音の操作です。

sus4 は3度を「どけた」コード

第7回で、真ん中の音(3度)が明暗を決めると書きました。sus4 はその3度を4度に置き換えます。明暗を決める音が居なくなるので、明るいとも暗いとも言えない、宙ぶらりんな響きになります。

  • CC(3度あり — 明るい)
  • Csus4Csus4(3度を4度へ — 宙ぶらりん)
  • Csus2Csus2(3度を2度へ — 浮遊感)
真ん中の音を置き換えています。3度が消えると、明るさの判定ができなくなります。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

宙ぶらりんなので、次に元のコードへ戻すと解決感が出ます。Csus4 → C の順に並べるのが定番で、イントロやサビの入り口でよく使われます。

ことばの意味サスペンドコード(sus)

3度を4度(sus4)や2度(sus2)に置き換えたコード。明暗が決まらないので、次のコードへ進みたい響きになる。

add9 と 6th は「足す」コード

こちらは3度をそのまま残し、上に音を足します。add9 は9度(2度の1オクターブ上)を、6 は6度を足します。明るさを保ったまま、響きが広がります。

  • CC(三和音)
  • Cadd9Cadd9(きらきらする)
  • C6C6(やわらかく、少し古風)
3度は残したまま、上に1音足しています。明るさは消えず、広がりだけが増えます。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

ギターの弾き語りで聞こえる「きらきらした」響きは add9 が多いです。6th は歌謡曲やジャズの終わりの和音でよく使われます。どちらもセブンスより軽く、伴奏を邪魔しません。

進行に混ぜると印象が変わる

  • 三和音のまま(C・G・Am・F)

    C | G | Am | F

  • 色を足した(Cadd9・Gsus4・Am7・Fadd9)

    Cadd9 | Gsus4 | Am7 | Fadd9

同じ I-V-vi-IV です。下は各コードに1音足しただけで、コード自体は変えていません。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

下の方が今っぽく聞こえます。進行を変えたわけではなく、1音ずつ足しただけです。「進行は定番なのに古く聞こえる」と感じたときは、ここを触るのがいちばん手っ取り早いです。

色を足した進行でメロディを作ってみてください。使える音が増えるので、メロディの雰囲気も変わります。

Cadd9・Gsus4・Am7・Fadd9 で作る
この回の要点

sus4 は3度をどけて宙ぶらりんにする。add9 と 6th は3度を残したまま広がりを足す。

復習クイズ

この回を読めば答えられる問題です。選ぶとすぐに答え合わせが出ます。

  1. 第1問

    sus4 は三和音に何をしたコードですか?

  2. 第2問

    add9 の特徴は?