第6回約3分連載の目次

コードとは — 音を重ねると何が起きるか

コードは音を同時に鳴らしたものです。1音・2音・3音と積み上げて、名前が付く瞬間を聴きます。

第2部はコードの話です。コードは覚える記号ではありません。音を重ねた結果に名前が付いただけなので、積むところから見れば一度でわかります。

第1部で、音の名前・長さ・拍子・音階を見てきました。ここからは、その音を同時に鳴らす話です。

コードって、何ですか?

音を同時に3つくらい鳴らしたもの、それだけです。ギターをジャラーンと弾いたときに聞こえているのがコードです。どの音を同時に鳴らすかで響きが変わり、その組み合わせごとに「C」「Am」といった名前が付いています。

コードは「同時に鳴らす音のセット」。

この回で使う言葉

コード(和音)
同時に鳴らす音のセット。ふつうは3つ以上。
ルート音(根音)
コードの名前と組み立ての基準になる音。コード名の頭文字がこれで、C のコードならド。いちばん低く鳴るとは限らず、実際にいちばん低い音はベース音と呼びます(第11回)。
三和音(トライアド)
3つの音でできたコード。ポップスのコードはほとんどこれか、これに1音足したもの。
構成音(こうせいおん)
そのコードに入っている音のこと。Cなら ド・ミ・ソ の3つ。

1音・2音・3音と積んでみる

まず C の音だけを鳴らし、次に E を足し、最後に G を足します。上から順に「聴いてみる」を押してください。音が増えるほど、和音らしくなっていきます。

  • CC だけ(1音)
  • CC と E(2音)
  • CC と E と G(三和音)
同じ C の上に音を足していきます。3つ積んだところで、いわゆる「C というコード」になります。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

2つでもコードと呼びますか?

呼ぶこともありますが、2つだと明るいか暗いかが決まりません。ロックの「パワーコード」がまさにこれで、明暗をあいまいにしたいときに使います。3つ目を足したところで、はじめて性格が決まります。

三和音は「1つ飛ばしで3つ」

C・E・G を音階の中で見ると、ド・(レを飛ばして)ミ・(ファを飛ばして)ソ です。1つ飛ばしに3つ選ぶ、これが三和音の作り方です。同じやり方を F や G から始めると、F のコードと G のコードになります。

  • CC(ド・ミ・ソ)
  • FF(ファ・ラ・ド)
  • GG(ソ・シ・レ)
1つ飛ばしで3つ積むというやり方は、どの音から始めても同じです。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。

並べるだけで曲の骨組みになる

  • C → F → G → C

    C | F | G | C

いま作った3つのコードを並べて鳴らすと、それだけで曲の骨組みになります。図の中のボタンや鍵盤を押すと音が鳴ります。音量に注意してください。
  1. 音階(第5回)の中から、出発点にする音を1つ決める。
  2. そこから1つ飛ばしで、上に2つ音を積む。合計3つ。
  3. 同時に鳴らす。これでコードが1つできあがり。
  4. 同じことを別の音から始めて、いくつか作って並べる。コード進行になる。

この3つのコードだけでメロディを作ってみてください。土台がシンプルなほど、メロディの違いがよくわかります。

C・F・G でメロディを作る
この回の要点

コードは音の積み木です。1つ飛ばしで3つ積んだものが三和音で、これがほとんどの曲の土台になります。

復習クイズ

この回を読めば答えられる問題です。選ぶとすぐに答え合わせが出ます。

  1. 第1問

    三和音の作り方は?

  2. 第2問

    コードの名前と組み立ての基準になる音を何と呼ぶ?